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ススキはすごーい!10月気まぐれ通信 [はるちゃん気まぐれ通信]

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今朝  散歩をしていて   セイタカアワダチソウが減り  ススキが  ふえてきたなぁと  思いました。バブルの頃は  ススキが  メッキリ減り  秋の風情は
黄色のセイタカアワダチソウが  我が物顔で  はびこっていました。
「ススキ」は日本古来の古生種、「セイタカアワダチソウ」は戦後の北米からの外来種です。秋を彩る秋桜(コスモス)や、撫子(ナデシコ)から「ススキ」などの群生地を奪っていったのです。
「セイタカアワダチソウ」は、穂先に毒々しい山吹色の花を付けます。
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高さは1~2.5メートルほどで、よく肥えた土地だと4メートル近い背丈になることもあります。
そしてあたり一面に群生します。日本は高温多湿です。土壌も肥えています。
「セイタカアワダチソウ」にしてみれば、まさに我が世の春を迎えたようなもので、よく成育し、まさに猛威をふるって日本の古来からある植物たちを駆逐していったわけです。
「セイタカアワダチソウ」は、密生して大繁殖します。「セイタカアワダチソウ」には、郷に入って郷に従おうとか、他の草花との共生を図ろうなどという意思が、カケラもありません。
自分たちだけが生き残れれば、それで良いのです。そのために、他の植物がどうなろうと、知ったことではない。
「秋の七草」といいえば、昔は、萩(はぎ)、桔梗(ききょう)、葛(くず)、撫子(なでしこ)、尾花(おばな=ススキ)、女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじばかま)などを言ったものです。
どれも中間色系のやさしい風情のある花であり、他の植物と仲良く共生してくれていました。
けれど、いつのまにか日本全国の空き地という空き地は、「セイタカアワダチソウ」一色となり、あの毒々しい原色系の黄色い花が席巻してしまいました。それだけでなく、地下50センチくらいまで深々と丈夫な根を張ります。
そして、そこから毒素を吐きます。
毒素は他の植物を枯らし、冒頭に書きましたように、土の中にいるモグラやミミズなど、土地を豊かにしてくれる動物や昆虫たちまでも殺してしまいます。
おかげでセイタカアワダチソウが繁殖したところでは、日本古来の草花だけでなく、モグラやミミズまでいなくなってしまいました。
そこから飛んで行った種子で、さらに近隣に領土を広げました。ところが、実は、私たちの知らないところで、この外来種の「セイタカアワダチソウ」に、戦いを挑んでいた日本古来の植物がありました。
それが「ススキ」です。
しかも、もともとススキはイネ科の植物です。日本のもとの国名も「豊葦原の瑞穂の国」です。さて、そのススキは、株が大きくなるのに、けっこう時間がかかります。
ある意味、育ちが遅いのです。けれど、その分、しっかりとした根(株)を作ります。

そしてススキは、実は、日本の植物生育の中で、最後に繁殖するという性質を持っています。
ススキが群生を始めて何年が経つと、アカマツなどの樹木が生えます。
ススキは、植物生育の最終段階で群生し、地味を肥やして、次の世代の樹木を育ててくれるという性質を持っているのです。こうして、原野は草原となり、やがて森になって行きます。森ができると、そこには動物達も住めるようになります。
そんなススキを収穫するために、全国どこの村でも、村の脇に、ススキを繁殖させるススキ畑を持っていました。
これが「茅場(かやば=萱場)」です。
ススキは、荒れ地を開墾し、そこに樹木を育てます。
育った樹木は、何百年もかけて大木に育ちます。

ところが近年になって、不思議なことがおこりはじめました。
なるほど「セイタカワダチソウ」は、我が物顔に繁殖したのです。
ところが彼らが根から出す毒素が地中に溜まり、こんどは彼ら自身を滅ぼしはじめたのです。
地中深くにあったススキの根は、セイタカワダチソウの出す毒素を体内に取り込みました。
そして毒素を体内で中和し、セイタカワダチソウたちが自滅をはじめたとき、再び地上に芽を出し始めたのです。
そしてススキは生長し、セイタカワダチソウが荒した土地にふたたび栄養を与え、毒素までも中和し、他の日本古来の植物も生育できるように、土地を改良しはじめたのです。

ススキの群生によって、野原にモグラやミミズも、戻って来ました。
スズムシなどの秋の昆虫も帰って来ました。
そして、秋の風物詩の、おみなえしや、なでしこ、コスモスなども帰って来てくれたのです。
そういえば  最近 かえるが泣き始め  鈴虫も多くなった気がします。

ススキは      『芒(すすき)』、「薄(すすき)」「茅(かや)」とか、「尾花(おばな)」
こんなにも 日本人の生活に密着してきて生きてきたススキ。
お月見には  <ススキとおだんご>
日本画を美しく表現する 雅な 姿。
このがんばりは、ススキを  大事にしてきた日本人への
ありがとうのメッセージかもしれません。 
戦後  やってきた外来種を  見事に撃退した ススキ
みんなの  気がつかない所で  日本を  守ってくれているススキ。
みなさんも  気づいてあげてくださいね!


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